グラビア印刷のメリット・デメリット

グラビア印刷とは何?

グラビア印刷とは、凹版印刷の1つであり、特徴は微妙な濃淡でも再現できるのです。特に写真画像に向いています。製版では、図柄が筒状のシリンダの断面に銅メッキの腐食により凹みとなって構成されます。凹みはセルと呼ばれ、ここにインクをつめて印刷するのです。この印刷では、セルの大きさで印刷の濃度が変わります。

セルの大きさや密度が高くなると濃度は濃くなり、その反対に大きさや密度が低くなると薄く見えるのです。版は、クロムメッキ処理しているので耐久性があり、また印刷速度も速いので大量の印刷に向いています。グラビア印刷機は1色につき、1つの印刷ユニットとしています。印刷ユニットの数は、印刷する色数分必要になるのです。

グラビア印刷の長所や短所

グラビア印刷のメリットは、写真技術を使って製版するので細かい階調が表現できます。版は長持ちし、高速印刷もできるので、この印刷機は大量印刷にも適しているのです。繊細なトーンのある写真の印刷、ポリ袋などのフィルムへの印刷、紙幣、パスポートなどにも活用されています。

グラビア印刷のデメリットは、製版代が他の印刷方法と比べて比較的高いので、試作や小ロットには向いていません。単色でもフルカラーでも対応できますが、色の数ごとに印刷代や製版代がかかるので、それを考慮しておかなくてはいけないです。また版のサイズが大きくなると製版代も高くなります。ポリ袋の印刷ではカラー印刷の場合、CMYKの4色に、下地に使う白を含めるので合計5色となるのです。