UVオフセット印刷のメリット・デメリット

UVオフセット印刷のメリット

UVとは、Ultra Violetの略称で紫外線です。紫外線を照射すると硬化する紫外線硬化型インキを利用した印刷方式がUVオフセット印刷です。UVオフセット印刷のメリットは、5つあります。1つ目は、紫外線を照射するとインキが一瞬で硬化することです。すぐに後加工ができるために短納期案件に対応可能になります。2つ目は、インキの被膜が硬いために印刷物に傷が付きにくいことです。3つ目は、有機揮発物系統の溶剤がインキに含まれないため、環境に優しい印刷物ができることです。

4つ目は、通常のインキでは乾燥しにくい化学合成紙やフィルムへの印刷が可能になることです。5つ目は、通常の印刷時に利用するパウダーが不要のため、オンデマンド印刷への対応が容易になることです。

UVオフセット印刷のデメリット

デメリットも5つあります。1つ目は、通常のオフセット印刷に比べて色調の再現性に欠けることです。2つ目は、インキが瞬時に乾燥するために、インキの被膜に平滑性が無く光沢性を持たせたい印刷物に向かないことです。3つ目は、インキの被膜が硬いために、印刷物を折ったり曲げたりしたときに印刷が剥がれてひび割れた状態である背割れが起こりやすいことです。4つ目は、黒色のインキに使用するカーボンが紫外線を吸収しやすい性質のために他の色より若干硬化速度が遅くなることです。それ故に、黒色の濃度を高くすると裏付きや裏移りが発生しやすく、黒色の濃度を低くすると、灰色っぽい色になります。

5つ目は、印刷コストが高いことです。UVインキは通常のインキに比べて2倍以上の価格であるため、通常のオフセット印刷より高コストになります。